Jun 14, 2006
複眼 [その他]
某日記方面の話題より
複眼はCCDの分割された画素に例えられる場合もあるが、実際には単眼と大きな違いがあるわけではなく複数の光感覚器があり単独でも画像をある程度認識できる構造になっているらしい。複眼の研究はショウジョウバエ等で詳しく行われているようだが、複眼を構成する視神経そのものは動きのある物と無い物を特に区別しているわけではないようだ。
「動く物に反応する」というのはセンサである複眼の特性というよりも、その後の信号処理装置の特性のようだ。
複眼という構造の最大のメリットは開口面積を大きくとりかつ焦点距離を短くすることができることらしい。サイズの小さい昆虫が高感度の視覚を得るためには適した構造ということだ。 ちなみに小林泰三の「ΑΩ」ではプラズマ知性体の「ガ」が地球上で行動するため手に入れた体を戦闘用に高性能化する過程で感度を上げる目的で目を複眼化するという描写がある(ウルトラマンの目は複眼説)。
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