Jul 03, 2007

ここ半年のピックアップ(笑) [本,雑誌など]

  • マイクル・ムアコック「スクレイリングの樹」(早川書房 920円) ISBN4-15-011596-8
  • マイケル・ムアコック「白き狼の息子」(早川書房 940円)ISBN4-15-011603-2
  • エルリックサーガの6と7だけど、どちらかというとエルリックの娘のウーナの話の3部作の後ろ2つというところ。どちらもエルリックは明らかな脇役。「スクレイリングの樹」については設定上は重要なんだろうけど話としては面白味に欠けるきらいがある。

    「白き狼の息子」は語り手はウーナの義理の孫娘(という設定だが名前から裏の設定が伺える)のウーナッハ(14才)。表紙を見て受ける印象で大体前半の方はあっていると思う。中間あたりでの若いウーナと互い違いに出てくるアレは要するに「スクレイリングの樹」の方ではウーナ視点なので詳しく書いてあったアレだね。たぶん。読み終わってからだいぶ立ってから気がついたのはなんだかなー。どうもこのところは損な読み方をしている思うこともあるよ。

  • 新城カズマ 「サマー/タイム/トラベラー(1)(2)」(早川書房 各660円)ISBN4-15-030745-8,ISBN4-15-030803-9
  • 買ってしばらくほったらかしにしておいたもの。 Amazonなどを見ると相当に人を選ぶ作品らしい。 私は細かな余談とかはあまり気にはならなかったし、そこそこ読めた。 むしろ少々辛いかなと思ったのは2巻に入ってからで。 前半の雰囲気はよかったので後半の事件の話は抜きにして、中篇ぐらいの 量にすればもっとよかったのではないかと思う。

Posted at 01:39 in 本,雑誌など